初めてまともなサイクリングに行ってきたお話
完全に死んでいる
今日は有給を使って仕事はお休み。
そしてちゃーりー(@bicycle_man)と自転車でサイクリングに行く予定を入れてたので行ってきた。言い出したの僕なのに2日前まで忘れててごめんね。
まずは車体整備
外に出ると「めっちゃいい天気だーーーー!!!!」と「クッソ寒い」の感情が同時に溢れ出してきて頭おかしくなるかと思った。
僕「この中自転車漕ぐんだよなあ」
ちゃーりー「つらいなあ」
僕「つらいなあ」
そもそも僕はクロスバイクを去年の12月に購入したんだけど、それ以降ちょい乗りはするもののガッツリ漕いだことは無かったので、今回(最近乗ってないけど)自転車に詳しいちゃーりーを呼んで自転車を見てもらい、そのまま走ろうぜ、ってお話。
整備の様子。整備と言ってもチェーンの掃除と油挿し、車体掃除。
近所にいろいろと工場があるおかげで空気が悪くホコリもよく飛んでいるから自転車があっという間に汚れてしまう、それに掃除もほとんどしたこと無かったからこの機会にキレイにした。洗浄液ダバダバこぼしたけど。
その後ちゃーりーがちょっとブレーキ関係とか見てくれて、グリス塗ったりしてくれた。サンキューちゃーりー。
そして最後に車体掃除してキレイに!
久しぶりにキレイな自転車に乗るからすごいテンション上がってきてた。
サドルとかめっちゃ砂みたいなの乗ってたしハンドル周りガサガサしてたしね。汚かったね。
お礼にコーヒー買ってきたらなぜか写真を撮らされた。
目的地をなにも決めていなかったけど、今回僕自身が自転車での遠出をしたことがないので、適度な距離にある家系ラーメン屋へお昼ごはんを食べに行くことを目的とした。
自分で言ったんだけど言った後に「あれ、結構遠くない???」って思った。けどちゃーりーはまあ最初はそんなもんでしょって言うので決定。普通に後悔したけど。
それではキレイになった自転車に跨って出発!!!!
出発早々死ぬ
※比喩です
最初は道案内がてら僕が前に出て進行。
途中の坂で入れ替わったんだけどアイツ速すぎるわ。
本人はかなり抑えて走ってくれていたが、それでも「ベテランのゆっくり」より「初心者の全力」の方が遅い。ここの坂でまず足が一回死んだ。登れないことは無いがそんな早く漕げんっちゅーねん。置いて行かないでくれよ。
ちなみに2人で行ってる以上簡単に途中で止まれないので道中写真は無い。まあ流石に仕方ないね。
そのままずっとまっすぐな道に突入。
もうね、速いのなんの。いや正確には僕が遅すぎる。流石に普通の自転車を漕ぐよりは速度は出てるけど、ちゃーりーに追いつく速度を出そうとすると割りかし全力で走らないと追いつけない。ただ当然そんなことすれば目的地まで体力が持たない。そうでなくても持たないのに。僕の前を走りつつ笑いながら「お~い大丈夫かあ????wwwwwww」って聞いてくれていたけどマジで心配してくれてるのか煽ってるのかわかんねえよ。大丈夫でもねえよ。
1回目の休憩
途中のセブンイレブンで休憩。この時点で2/3程の距離漕いだ。僕は死んでいた。
ちゃーりー「体力無さすぎやろ」
僕「最後に外出したのいつかわかんないくらい外出てないし」
ちゃーりー「真面目に運動しろ」
キモに命じた。やるとは言っていない。ただそれでもアイツ体力おかしいと思うけど。なんで疲れてないんだよ。僕過呼吸手前なのに。
ちなみにここですでに足ガクガクすぎてまっすぐ歩けなかった。オロナミンCを体にブチ込んで残りの道を行く
目的地到着まで
休憩からしばらく漕いで、アップダウンがある場所。
と言っても坂道もそんな急なワケじゃなくてただの緩い坂なんだけどもう僕の体にとっては富士山みたいなもんだった。
しかもアップに対してダウンが弱すぎて全然楽じゃない。生きた心地しない。
坂道を登る僕「ア”~ッ、ア”~ッ、ア”~ッ、ア”~ッ、ア”~ッ、ア”~ッ・・・・・・」
ちゃーりー「おじいちゃん頑張って~もうすぐだよ~~~~ほら~~~~頑張って~~~~~」
坂道を登る僕「ア”~ッ、ア”~ッ、ア”~ッ、ア”~ッ、ア”~ッ、ア”~ッ・・・・・・」
ちゃーりー「なんか言えよ」
僕「喋る余裕無いんだよ(デスボ)」
地獄のような(ていうか地獄)道中を抜けてうっすら見たことあるような場所へ。
今回目的地のラーメン屋は数か月前に一度来ただけなので場所が曖昧だったが、少しづつ思い出してくる。そして「あ、もうこっから近くヤンケ!!!!」って感じたところからドンドンテンションが上がってくる。疲れすぎてテンション落ちる一方だったしね。
ただテンションは上がるものの体力は戻らないので速度が上がるわけじゃないんだけどね。気持ちの問題ね気持ちの。
そしてついに
到着!
知多にある濃厚家系ラーメン屋、だるま家でございます。
ここまで約20km。車だと「信号だるいな~」で終わるのに自転車だと感動すら覚えるレベル。
ちなみにちゃーりー君は一切疲れた様子も無く「早く入ろうや」みたいな目で見てくる。こっちは大所業を成し遂げたところなので少しくらい急かさず待っておいてくれよ。
店内に入って注文してからはもうただの水ですらハチャメチャに美味しく感じる。
ただ今週歯医者でいじった歯がめっちゃ染みてそっちの方がキツかったけど。
僕が死んでる横で平気な顔してTwitterをするちゃーりー。お前本当に人間かよ。
そしてお待ちかねのラーメン。
ア”ーーーー。
最高。
散々疲れてからの濃厚ラーメン。至高。最高。無敵。最強。
生きててよかった。もしかしたら僕は今日この時のために生まれてきたのかもしれない。ちなみにこのセリフは個人的に最高な事がある度に使ってるから対して意味はない。
しっかり汁まで飲み干してからは
僕「帰る・・・・んだよなあ・・・・」
ちゃーりー「帰るでしょそりゃ」
僕「もう多分帰り着くまでに俺死ぬしそっち一人で帰って車で迎えに来てくれん??」
ちゃーりー「バカか?」
なんて9割本気1割冗談な会話を交わしつつ、うだうだしながらも帰路へ。
そっかあ。帰るんだよなあ。死ぬなあ。
行きよりも辛い帰り
からいんじゃなくてつらいんです。
もうね。向かい風。無限に向かい風。容赦なんてない。自然はいつも僕の敵に回る。
風「どうだ?辛いだろう?」
そんな幻聴すら聞こえてきそうだった。
向かい風+坂とかヤバイよ。上り坂は300m分くらいの体力持っていくし下り坂は自然によるブレーキを掛けられる。全然疾走感出ねえ、つらい。
あんまりにも辛いからなんとか「疲れた」という感情を捨てようと思った。
結果脳内で音楽を流そう!そうしよう!と思ったがなぜか脳内ではずっと「
SC-6804」が流れていた。(この曲例のアレに使われてなかったらなお良かったんだが)
ちなみに普通にめちゃくちゃいい曲なのでオススメです。
高域がキツイ曲だから慣れてない人は耳が痛いかもしれない。
しかし音楽を脳内でかけようにも坂道が来たら一瞬でどっか行く。
しんどすぎる。ダメだ。足回らない。
ちゃーりー「キツイ?
僕「キツイ」
ちゃーりー「じゃあスピード上げよっか」
ぼく「・・・・・・・・・・・」
ちゃーりー「無言真顔はやめよう」
スピードの喜びを知りやがって。許さんぞ。
許さんぞ!!!!!!!!!!!!!!!
帰りの休憩
またまたセブンイレブンで休憩。ちなみに行きとは違うところ。
完全に無理になってたので最終兵器として翼を購入した。
飛んで帰りてえなあ・・・・。
ちなみにちゃーりーは
クッソ余裕ぶっかましてやがる。
なんだお前。実はサイボーグじゃないのか。
ここで残り8kmだよ、と告げられる。
僕「8kmも・・・・あるのか・・・・」
ちゃーりー「8kmしかねえんだよ」
実際地図で見ると大した距離でないんだけど今の僕の体力を考慮して欲しい。
残り1kmと言われて初めて喜びそうな体力しか残っていない。
しかしこのまま休憩し続けても永遠に帰れないだけなので、またまた漕ぎ始める。
帰宅まで
ここからしばらくは風も少なく、若干の緩い下り坂も多かったためいい勢いで進む。
それでも当然しんどかったが、今までに比べれば幾分マシだ。休憩もしたし。
しかし15分程漕いでからは段々ペースは落ちる。
体力もそうだが、行きの目的地に着いた時点でかなりケツが痛かった。
スポーツバイクのサドルって硬いからケツへのダメージがすごいのだ。
自転車購入当初はめっちゃ痛かったが少しして慣れていたので大して問題じゃないと思っていたけど(僕なりの)長距離となるとケツが6分割に割れそうな程痛い。
最初はそうでも無くとも、段々と蓄積されていくのだ。意味がわかる人向けに言えば「スカージ」と「ソルトアース」を同時に打って全秒入るくらいの蓄積量。
ここでちゃーりーからのアドバイス
ちゃーりー「漕ぎ方が悪いね。踏み込んで漕ぐんじゃなくてクランクを回すイメージだよ。その漕ぎ方だと疲れると思うよ」
僕「言わんとしたいことはわかるしアドバイスは助かるけどなんで帰りの今言うの」
ちゃーりー「辛そうだったから」
僕「行きの時点で辛かったんですが・・・・」
そして完全に見知った近所まで来た。もうゴールは目前だ。
ちゃーりー「ほら!もうすぐゴールだよゴール!!!」
僕「(喋れない)」
ちゃーりー「もうちょいもうちょい!!」
僕「(喋れない)」
しかし残り1kmくらいのところで本気で足を攣りそうになって死ぬかと思った。
そのままちょっと漕ぐのやめて惰性で走ってから落ち着いて再度漕ぐ。そしていよいよゴール。
最初から頑張りすぎた
往復約40km程。頑張りすぎた。というか僕にはまだ無理とも言える範囲だったかもしれない。
完全にゴールしてからちゃーりーも
ちゃーりー「やっぱ最初は(合計で)10kmか20km程がいいかもね」
って言ってたけどなんで今それを言うんだ。
いやラーメン屋行く言ったの僕だけどね。うん。そうだね。
後はひたすら運動しろ体力つけろだった。そりゃあ引きこもってるからなあ・・・。外でなきゃなあ・・・・。
文字通り死ぬほど疲れた初のサイクリングだったけど、とても楽しかった。
次行くときはもっと近場にして慣らしていきたい。
帰宅してからはなんとビックリ、階段まともに上がれなくなってた。
しんどいよう・・・・明日仕事だよう・・・・しかも早出出勤だよう・・・。
みんなもサイクリングに行くときは自分のスペックと見合った距離までにしておこうね。こうなっちゃうから。
おわり。