欅坂46の全国握手会に行ってきたお話
アイドルってスゲー
こんばんわ。
今日はポートメッセなごやで行われた欅坂46の全国握手会に行ってきた。
ちなみに僕は「アイドルには一切興味がないし欅坂46の曲もメンバーも何も知らない」人である。
そんな僕がなぜアイドルの握手会に行くかというと、職場にアイドルファンの方がいて、名古屋でこういった握手会がある時に誘われるからである。名古屋開催限定だが今回の欅坂以外に乃木坂とAKB、HKTも行ったことがある。
その人は車を持っていないので、要するに「足」が欲しい訳だ。それ以外にもこの手のイベントは2人いなければいろいろ困ることもあり、よく誘われる。
僕が毎回足となってついていくのは単に興味があるからで、アイドル自体はどうでもいいのだがこっちの趣味の世界を見るのが面白いからである。一応書くと面白いというのは別にバカにしているわけじゃない。
なので「僕が足となって車を出し、高速道路代を払ってイベント会場まで連れて行く」代わりに相手は「駐車場代と握手会引換券」をくれる。運転の手間賃を考慮すればほぼほぼ相殺される感じだし、お互いデメリットは無いので。
地獄の会場
今まではポートメッセなごやの立体駐車場に駐めているけど、今日は人の数が多すぎて駐車場が埋まっているから少し離れた外野駐車場に。
金城ふ頭駅の横だが、そこからイベント会場へぞくぞくと流れ込む人たちを見ることが出来た。
ちょっとわかりにくいが、奥の方にたくさんいる黒い豆粒みたいなのが全部人である。
あそこから駅までずーっとあんな感じ。
この駐車場から「人ヤベーだろｗｗｗｗｗｗｗｗｗガハハｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」とか笑ってたけどこっからのルート的にあの列に合流して歩くことになったのでその一員になってしまった。不覚。
しかしどうにもおかしい。欅坂の人気は知らないが、どうにも人が多すぎる。
グループの人気自体は欅坂がまだ出来たばかりなのもあって乃木坂の方が上らしい。
しかし乃木坂の時よりも人多いし････と思って会場に着いたらびっくりしたのが、今日は
- 欅坂46の全国握手会
- 乃木坂46の個別握手会
- 神絵祭
の３つのイベントが同時に行われていた。
えっ、なんだこれ地獄か？
つまりこの会場には「3次元アイドルのオタク」と「2次元オタク」が大量に入り組んだ世界になっているのか。戦争起こせそう。
ちなみに僕は3次元アイドルには興味ないけど、2次元アイドルで言えばユッキーこと姫川友紀ちゃんの大ファンなのである意味上記で言えば中立の立場とも言える。
言えないか。実際戦争起きたら真っ先に殺されそうだ。
ちなみに神絵祭の方はSyroh先生が来場したりとかするそうだ。
正直こっち行きたかったなーーーーーーーーーーーーーーーー
まあ今更なので････。
会場自体は向かって右が乃木坂、左が欅坂、2階が神絵祭といった具合。
場所のバランスは取れてるけどどこを見回してもオタクで溢れているから見る人が見たらキツイかもしれない。奇抜な服装の人も多いしね。
会場入りする前には2人で歩いてたら、相手が知らない人に「あっ、すいません！推しメン誰ですか？」って聞かれて僕のほうが焦った。
2人でガンスルーキメこんだけど、たまにあるらしい。交流を図りたいのかと思ったけど、大抵「グッズの交換申し込み、販売だったり握手券売ってくださいだったりなにも利益が無いからほっといていい」らしい。確かに会場ではスケッチブックに「握手券売ってください」って書いて立ってる人よく見る。
ちなみにもしこれが僕には話しかけられてたら困ってた。ただでさえ対処法がわからない上にそもそもメンバーを誰一人知らないので「いません」しか答えれないからである。なにしに来たんだ貴様って思われてしまう。
列並び
イベントは列待機→ミニライブ→一旦出てまた列待機→握手会という流れ。
整理券等は無く完全に早い者勝ちなのでスピードがモノをいう。
待機列の様子
僕らが並んでいたのは結構奥の方なので、一部もいいところ程度にしか写っていない。
ミニライブ自体は11時開始で、10:30頃に入場となる。これは確か10時頃。
この後も続々並んできたから相当な人数。全盛期のAKB並にいるらしい。
これだけいれば中には変な格好の人もいる。
よくわからない奇抜な格好をするのはアイドルに覚えてもらうためだったり、引退後にワンチャン狙うためだったりらしい。なのでインパクトのある格好をしてくるのだ。中には格好は普通だが自作のネームプレートを首からさげている人もいる。アイドルって大変だなあ。頑張れユッキー。
今日見た奇抜な人は
- 全身トナカイ格好の人
- 上から下までピンク一色で染め上がったおじいちゃん
- 結構デカめなクリスマスツリーのコスプレをした人
- 一昔前のマジシャンがしてたマスクをしてフラフラ歩いてる人
くらいだろうか。過去乃木坂の握手会の時は種類だけで言えばもっといたから割りとまともな方かもしれない。
列が進み、入り口に来ると握手券と引き換えに入場チケットを貰える。
この入場チケットがミニライブ観覧券、及び握手引換券になるのだが、ここがまずは鬼門になる。
ミニライブはチケットに記載された場所で見なければならないのだ。そしてこの指定場所は完全にランダム。複数人で行った場合は同じ場所にしてくれる。
ここでハズレを引いたら正直全く楽しめない。ちなみにこのミニライブ列に並ぶのは始発列車以降である朝6時から並ぶことが出来るが、始発組だろうと関係なしにランダム。ただ若干優遇されてるって話もあるがハズレは存在する。
場所は以下のようになっている。
ちょっと雑感あるけどこんな感じ。後ろの方は覚えてないので適当だけど多分あの感覚だとEあたりまであっただろう。見ての通りA-2が大当たりと言える。
この券引き換えの際、引き換え列が6列ぐらいあって好きなところに行って引き換えれるんだけど、これは毎回選ぶのは僕の仕事。
なぜか相手は引き運が悪く、毎回ハズレ場所になるそうな･･･。そして僕が引くとなぜか大抵いいとこになるので任されている。欲がないからかな。
そして今回引いたのは
B-3
まあ当たりの範囲である。「よくやった！！！！これは握手モノだよ！！！！」って言われて握手した。この後アイドルと握手するのに。
場所からステージはこんな感じ。
そしてその後ろはこんな感じ。
うわあ。
これ後ろの方はマジでゲンナリするのが、モニター等が無いのでマジで全く一切微塵も見えないのだ。しかも会場はかなり奥行きがあるので、あんなスピーカーじゃ音がまともに届かない。なので実はサイリウム降ってるのはほぼほぼ前の方だけで、後ろは直立不動だったりする。双眼鏡を持ってくる人も多いのでそれで見てる人も。
一応途中MCでアイドルが「後ろの方も見てるよ～～～！！」って言ってくれる。優しい。その瞬間だけ盛り上がる。
場所としては問題無かったけど、同じ場所に7人くらいで来ている集団がいてライブ中に必要以上にはしゃぐわ腕ブンブン回すわ飛び跳ねるわで最悪だった。
ライブってのは普通はそんなもんなんだけど、このミニライブの場合各エリアに相当な人数が収容されるので、隣と密着するくらい狭いのだ。掛け声を出したり、腕を頭の上で降ったりして盛り上がるのは結構なんだけど、全身使われるとハチャメチャに迷惑である。周りの人めっちゃ迷惑してたでアレ。ぶつかってきたら蹴り飛ばすところだった。(過激派)
あと客のみんな掛け声とかは洗礼されてて曲に合わせて「超絶かわいい！！○○～～！！(○○＝推しメン名)」とか叫ぶんだけど、手拍子とかがなぜかめちゃくちゃで曲とすごいズレてたりする。1/24拍くらいズレてるからパーカッション経験者の僕からすると違和感しかない。彼らテンション上がりすぎてるだけなのかな。みんな音ゲーやって鍛えると良いよ。
ライブが始まるとみんなサイリウム振るので正直見えない。ステージ低すぎんよ～～～～。まあ僕の場合見えても誰が誰だかわかんないんだけど。
欅坂の曲は1曲も知らないんだけど、「大人は信じてくれない」って曲は良かった印象。普通にカッコイイ。アイドルだと振り付けしながら歌うけどこれ普通に振り付けとかせずに熱唱したほうが盛り上がるんじゃないかって思った。
ギターカッコイイ。
握手会列待機
さあ地獄の始まりだ！
ここからがしんどいのである。
ミニライブが終わると各エリア順番にアナウンスに従って会場を出る。
この後即座に握手会の列に並ぶ。
ここは完全にスピード勝負。大体Aから順番に出るので、Eなんて引いた日には何時に帰れるかわかったもんじゃない。
ミニライブ終了が11:50くらい。それから並び、握手会開場が12:45、13:30に握手会開始予定。
1時間以上あるのだ。この間ただ並んでいなければならない。一応地べたに座ることは出来るが、人が多すぎて足が痛い。ここで2人で来るという部分でメリットが出て、片方に場所を取ってもらっておいてトイレなりグッズ販売なり喫煙なりに行けるのだ。
一人だとその場を離れてからまた列に戻るのは難しい。割り込みと思われてしまう。なので毎回整理券用意すればいいのにとは思わなくもない。
ちなみに列管理はガバガバなので割り込みとかしようと思えば普通に出来てしまう環境にあるし実際にする人もいる。民度が知れるね･･･。
この間に僕はタバコを吸いに行っておいた。後は暇つぶし用にKindleを持っていっておいたので本を読んでた。相手は寝てた。さすがにしんどいらしい。
12:45から開場予定だったが、かなり押して13:00過ぎ開場となった。握手会開始まで30分あるとはいえ、入場の際に荷物検査があるのであまり余裕は無いのだ。
一時期アイドルを斬りつける事件やらなんやらあったので規制が厳しくなっている。
荷物検査は検査員がカバンの中身をチェックし、飲み物は目の前で口をつけて飲むところを見せなければならない。それに加えて金属探知機による身体検査がある。
という検査を全員やるのでハチャメチャ時間がかかる。一応複数箇所用意されてはいるが。
それから中にはいって、予め公式サイトで発表されている握手レーンに並んで待機になる。レーンが複数用意されていて、どのレーンにどのアイドルが来るかわかるようになっている。乃木坂とかだと人気アイドルは1レーンで一人、あとは1レーンに2人とかそんな感じ。欅坂は各レーン2人だった。つまり1枚の握手券で2人と握手出来る。考えようによっては得である。「入場の際に引換券を使う」のでは無く、「入場して握手前に券を使う」ので握手券を持ってる枚数分握手が出来る。但し1回終わる毎に並び直すのだが。
僕は書いてきた通り誰も知らないので、一応事前にググって誰に並ぶか考えていたけれども結局よくわからなかったので空いてるとこに並ぶことにした。
こういうアイドルモノの公式サイトの写真ってなんでああなんだろうね。全員同じにしか見えないよアレ。完全に野球部だよ。
渡辺梨加(通称べりかって呼ぶらしい)のところに並んだけど、こっから更に困ることがある。喋ることが無いのだ。握手時間は一人につき3秒位。その間にファンは言いたいことをマシンガントークするのだ。しかし僕は名前すらまともに覚えてないレベルのクソザコナメクジ無知なので「頑張ってね！」以外言うことがないし逆に他のこと言われても困る。何しに来たんだ僕は。
握手待機列には1レーンにつき「握手前に荷物を預かって整理する人」と「券を貰って両手が汚れていないか確認する人」と「ストップウォッチを持って時間を測る人」と「時間になったら客をアイドルから引っぺがす人」の計4人くらいが配置されているくらい警備が厳しく、それらを抜けてアイドルの前に来たものの、さっきも書いたように2人いるんだけどどっちがどっちかわからない。
全くわからないのでとりあえず「頑張ってねー！」と「さっきのライブ(全然見えなかったけど)可愛かったよ！」とだけ伝えて握手しておいた。女性に対する免疫が無いのでめちゃくちゃ緊張した。
握手が終わった人たちはみんな笑顔になっていて、アイドルってすごいなあって。文字通り死ぬほど大変だろうけど人を笑顔にする仕事というのには嫉妬してしまう。
そして帰路
この後は相手が「ちょっと乃木坂のグッズ買ってくる！」って行ってダッシュしたのでそれをちょっと待ってから帰路に。
途中駅前で乃木坂の非公式写真販売してる人がいたけど、昨日の乃木坂全国握手会の時に怒られて規制くらったらしいんだがそれでも売るのか････。
まあそこで立ち止まる人も多かったし儲かるのだろう。大人気コンテツ程問題は増えるなあ。
(リアルの)アイドルに興味はないが、アイドルという仕事はすごいなあと思った。
それを支えるファンもすごい。僕みたいに2次元のアイドルばっか見てるよりよっぽどマシだよ。
僕もいつかはあんなクソの塊みたいな職場から抜け出して、人を笑顔に出来るような仕事に就いてみたいものだ。言うのは簡単。ウンウン。
おわり。
